大和郡山市の住民で、4ヶ月と7ヶ月の赤ちゃんが対象です。(無料)
その他は有料です。但し疾患または異常のある場合は健康保険証、
乳児資格証がご利用になれます。
乳児健康相談は体重や身長などを計測して診察をしながら健康かどうか
発育がよいかどうか、異常がないかとかを判断しもし異常があればどうすれば
よいか説明したり教えてあげるのが本来のやりかたです。 ここでは育児に
お忙しいお母さんのためによく相談をいただく事柄のみ少しずつ追加しながら
アドバイス致します。
あざ(血管種):いろいろのあざがありますがここでは赤い血管種に付いて。 うなじにできるウナ母斑、上まぶたの紅鮭斑、額に良く見られる炎斑は乳児の身体 中心にそって見られ2才ぐらいまでそのまま様子をみてください。 多分消えます。 いちご状血管種(ストロウベリー)は出生時小さく次第に大きくなるが再び消える。 以上の良性のあざ以外の大きなもの、赤ワイン色のあざは皮膚科で相談して レーザー治療など必要かどうか指導を受けること。
X脚、O脚: 乳幼児に見られるものは生理的なもので病気で起こるのは極めて まれです。 どうしても気になるなら整形外科の小児専門の医師にご相談を。 X脚は外反膝、O脚は内反膝とも云います。 偏食をなくす、日光浴を忘れずに しましょう。
へそヘルニヤ:生後まもなくおへそがふくれてきてだんだん親指大から 胡桃大の大きさになってくる。泣くときんきんにはってくる。泣き止むと しぼむ。これはおへそのところのお腹の壁が薄くなっていてそこへ腸の 一部がはみ出してくるのです。薄くなっているところに小指を突っ込んで みてその孔に小指が入らないぐらいの大きさなら1才までに約80%、早け れば4〜6ヶ月までに治ります。 1才以上になってもまだ治癒の可能性が あるが治りにくいので 外科の先生と良く相談して下さい。手術が必要か 診てもらうのです。バンソウコウ固定してもあまり効果ないでしょう。 目が寄り目のよう:乳児は近くで見ていると両方の黒目が内側によって 見えることがあります。特に目の間隔が広い赤ちゃんにその傾向があり ます。頭を固定し電池のひかりを右から当てたり左から当てたりして黒 目が両方とも右、左へ同時に動いたら先ず斜視ではありません。 どうもおかしいと思ったら一度眼科で診てもらって下さい。
包茎 : 男の赤ちゃんのちんちんは生まれてしばらくは皮をめくろうとしても めく れないことがあります。ちんちんが成長すると2,3年経ったらめくれることが多い のですが先端のおしっこの出る穴が小さいと包茎と云って炎症を起こしたり 勃起 したときに痛がります。 4,5才までに泌尿器科の医師に相談し手術の時期を教 えてもらうこと。 夜泣き :生後半年ぐらいになると睡眠中に規則的に目覚めて泣くことがあります。 その原因として空腹や排泄、厚着、昼のかまい過ぎなどがあるが、いろんなことをし ても泣き止みません。 日本ではこれを昔から”夜泣き”と呼んでいます。 夜泣きは睡眠生理の発達上の問題(医学的にはレム睡眠期の現象)です。 したがってこれをおさえる妙薬はないといって良いでしょう。 私はよく「ほって おきなさい。泣き疲れてねますよ」といいます。 しかし近所迷惑となりますネ。 スポック博士の育児書によれば「赤ちゃんのそばにいて安心させる」とあります。 医師に相談してもあまりいい答えが返ってきません。 母親も色々やってみます。 ときには神様にすがるのもやむを得ません。結局は時が解決するのです。
便秘
生まれつき便がやわらかいのに数日間以上出ない赤ちゃん、果汁、白湯 マルツエキスなど色々試みますが出ない頑固な便秘。結局浣腸するのが安全です。 浣腸でも効果ないときは腸のレントゲン検査が必要です。生まれつき大腸の拡大 するヒルシュシュペルング氏病が稀に見つかります。