ポテ631
660馬力2発 460km/h
ヨーロッパに双発多座戦闘機のブームが起こった頃に計画された
双発3座の機体ポテ630が原型。
しかし当初計画されたような、遠距離まで侵攻し敵機を打ち負かす
などといった運用は無理で、ようやく部隊編成が始まった頃に
ドイツのフランス侵攻が始まる。 ポテ631の部隊が編成され
て行くと同時に、先に配備されていたポテ630との機種更新も
なされていき、昼間戦闘・夜間戦闘の両方に用いられた。
武装だけは20mm機関砲2門、7.5mm機銃6門を前方固定と
する重装備で、当時にあっては強力な戦闘機と思えただろう。
対ドイツ戦では、爆装して軽爆撃機として運用されたり、機首を
ガラス張りにした偵察型などが行動したが、その多用途ぶりだけ
は設計段階の目算が当たったのかもしれない。
しかし万能機、多用途機、で名機と呼ばれる機体は非常に少ない。
ましてや最初期の、しかも敗戦国(?)の機体では・・・
ところで、名称は「Potez」と綴るのですが、フランス語読みで
「ポテ」となるらしい。 何か、すごく弱そうな印象を受けるのは
私だけでしょうか?
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