MS406



860馬力 485km/h
ドイツによるフランス侵攻当時、フランス空軍戦闘機の主力を占めて
いた機体であるが、最高速度が500km/hに及ばない性能では
攻めてきたMe109(最高速度560km/h)にはまず抗し切れ
なかったのは納得できる。 しかし当時のフランスは、飛ぶ物なら
何でもかき集める程の窮状で、複葉機すらもMe109に立ち向かう
ご時世であった。 そんな中では20mm機関砲1門を装備している
本機はずっとマシな機体だったのかもしれない。
しかしこのクラスの機体にもプロペラ軸内機関砲を装備できるとは
フランスが凄いのか、それすらできなかった日本が情けないのか・・・。
しかし日本の戦闘機は尾輪式であったが、本機はなんと橇式(第一次
大戦の頃の航空機の主流)であって、どっちが情けないやら・・・。
侵攻してきたドイツ空軍ではなく、崩れ落ちる国家フランスに押し
つぶされた感じがあるが、ドイツに接収された本機の多くが同じ
枢軸国フィンランドに送られ、ソ連軍相手に戦い続けた。

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