LeO451



1060馬力2発 495km/h
開戦時、旧式の多かったフランス空軍の爆撃機の中で、唯一それなりの
性能を見せた。 もともとの原型機LeO45は1937年に初飛行し
たものの、エンジントラブルが災いしてエンジンを換装。
ノームローン14に換装したのが、本機LeO451である。
ドイツ軍のフランス侵攻までに、仏空軍に200機程が引き渡されてい
たが、実際に戦闘行動できたのは50機ほどで、あとはただ飛べるだけ
という機体だった。
それでもフランス降伏までに400機程生産され、その後もヴィシー政権
のために150機程生産された。
フランスの爆撃機としては速度自慢だったものの、Me109相手には
分が悪く、緒戦の400ソーティーだけで50機以上を喪失しほぼ壊滅
状態となった。 またせっかくの補充機も、ドイツ軍の攻撃で一度に40
機を地上で喪失したりと散々な戦績だったものの、フランス随一の性能
なので、量産には力を入れていたので、フランス降伏まで補充機による
戦闘継続ができたという。
1942年には本機に取り付けた消磁コイルによる掃海作業の実験も実施
され、戦後にはフランス空軍で研究機としても使われた。

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