ハリケーン



1280馬力 550km/h
当時のイギリスの主力戦闘機グラディエーターの後継機として
開発されたイギリス初の低翼単葉戦闘機。
胴体前部は金属製で後部は羽布張りと、少し旧式な設計ながら
生産性はその分高い。
新技術で冒険をし、高性能を目指したスピットファイアに対して、
堅実な技術のみを継承し用いたと言えるだろう。
直後に開発されたスピットファイアーが高性能だった為に、影
が薄くなりがちだが、バトルオブブリテンを戦い抜いた功績は
大きい。 太平洋戦線では「隼」などの好敵手となって苦戦を
しいられたが、スピットも零戦に叩かれているので性能的には
そう大差ない。 しかし全金属製のスピットの方が発展性が高く
後には性能に大きな開きが出る。
本国に展開したスピットに比べて、海外遠征の機会も多く、ご近所
フランスから、遠くは東南アジアやオーストラリア方面にまで出向
いている。
旧式の羽布張り機体構造は被弾しても修理が容易で、外地などの
悪条件下や、バトルオブブリテンのような時間の無い戦場に於いて
全金属製機よりも早急な戦場復帰を可能とさせている。
生産の容易さとあいまって、これもハリケーンの「強さ」の一つだろう。

にしても「空軍大戦略」でのやられっぷりは壮観でしたね。

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