ファイアフライ



1730馬力 570km/h
イギリスの単発複座戦闘機への固執はあくまで続く。
本機は戦闘・偵察機となっているが、20mm機銃を4門も前方
固定した偵察機があるのだろうか?
しかしながら、まともな空戦性能を発揮できるような機体では無
かった。 実戦配備が1944年6月と遅く、ドイツ戦線の激しい
期間には合わなかったのが幸運だったのかも知れない。
また、後席の搭乗員は偵察や航法には重宝しただろうが、肝心の
戦闘時に一体何ができたのであろうか?
まさしくデッドウィエトにしかならなかったであろう事は、容易に
想像がついてしまう。
太平洋戦線に配備された機体は、優勢な連合軍側に組したおか
げで優勢に事を進めたが、やはり戦闘機としては二流だった。
主に攻撃機や爆撃機として運用され、期待の(?)偵察機としても
働いた。
多くの能力を、一つの機体に求めると、余り良い結果にはならない
のである。

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