ブレニム



950馬力2発 428km/h
ブリストル社が民間向けに開発した小型旅客機が大元となっている
本機は、出現当時は500km/hに迫る高速を誇った。
しかし、軍用に用いるための儀装を施していくとだんだんと重量が
増加し速度は平凡な値に低下していった。
また1935年前後の航空機の発展は目覚しく、本機が実戦配備され
る頃にはBf109が出現しており、高速などとてもおぼつかず、装甲や
武装が施された為、いよいよ平凡な機体となっていった。
それでもバトル・オブ・ブリテンの後半あたりまでは、損害と引き換え
の出撃を繰り返した。 またヨーロッパの小国への輸出も行われた。
元が双発爆撃機なので機体に余裕があり、武装を施し初期のレーダー
を装備され、世界初の(急造ではあるが)夜間戦闘機ともなった。
また、後にボーフォート攻撃機や本格的夜間戦闘機ボーファイターへ
発展していく雛形となった機体としても特筆できるだろう。
1941年頃まで使い続けられたが、モスキートやアメリカ製双発爆撃
機が充足しだすと順次退役していき、供与機として外国で活躍する
事になっていった。

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