エアスピード・ホルサ
無動力 牽引速度200km/h
1940年にイギリスの空軍がエアスピード社に対して搭載量の大きな
輸送用グライダーの開発を要求。
高翼式の木製モノコック構造で、できるだけ戦略物資を使用しない設計
によって、国内の家具工場などでも分散して製造にあたらせた。
元々機首・中央・後部の3分割で生産されており、単純な構造のMkT
と、機首部分をヒンジで展開可能にし、大型部材の荷下ろしを容易にし
たMkUが用意された。
イタリア本国への侵攻の足掛かりとして実施されたシチリア島上陸作戦
時には、悪天候にも阻まれ損害が大きかったが、ノルマンディー上陸作
戦に投入された時には、敵陣の後方に戦力を展開する事に成功した。
画像では壊れているように見えるが、着陸の衝撃で離断する事もあった
ものの、運用上はあまりマイナスではなかったという。
ウォーバード見出しに戻る