ハミルカー
無動力 牽引速度241km/h
歩兵だけでなく軽戦車も空挺作戦に投入したいという願望を各国の陸軍
が持っていたが、イギリス軍がそれを実際に戦力として運用できた事は、
このハミルカーによる功績も大きかったと言えよう。
7トン程度の軽戦車を運用する事に絞った設計が功を奏し、必要以上の
大型な機体にならず、実戦での運用に支障がない機体に仕上がっていた。
ちょっと不格好な見かけの胴体には、テトラーク等の軽戦車1台が搭載
でき、着陸後には機首部分がヒンジで開き素早く展開可能だった。
ノルマンディー上陸作戦時に投入され重量物の空挺作戦への投入を実施
した後、太平洋戦線への投入の為に動力化も検討され少数が生産された
が、燃料タンクの増設などにより搭載量が低下し、実戦への投入はなさ
れなかった。
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