Me109



1100馬力 560km/h
ドイツ空軍の誇りと称される名機中の名機。
「小型の機体に大馬力エンジンを装備すれば高性能機になる。」
との、ヴィリー・メッサーシュミットの設計思想の結晶。
画像のE型は第2次大戦の始まりと共にドイツ軍の主役となり
終戦までその後継機が飛び続けた。 九七戦がとほぼ同じ時期
の開発ながら、その寿命は脅威的に長い重戦闘機。
緒戦のポーランド侵攻では鎧袖一触でポーランドの旧式機を叩
き落とし、ベルギー・オランダを翼下にまたぎ、フランス侵攻
でも常に先陣を務め、並み居る敵機を撃墜していった。
バトルオブブリテンでようやく息切れを見せたのは、航続距離
の短さだった。  元々、航続距離の短い迎撃用の重戦闘機を
侵攻制空戦闘機として使おうとしたのが間違いだった。
バトルオブブリテンでの赤点をMe109の責任にするのは酷
というものだろう。 大航続力の制空戦闘機を開発するべきで
あったのだ。
それが証拠に、本来の任務である短距離の戦闘が多い東部戦
線が始まると、またもやMe109は猛威を振るう。
ソ連パイロットが未熟であったと言う要素も大きいが、東部戦線
の空はMe109によって制空権は保たれていた。
それが失われるのは、燃料をはじめとする補給物資の滞りとい
う戦略要素であり、これまたMe109の責任ではない。
エーリッヒ・ハルトマン、ゲルハルト・バルクホルン、ハンス・
ヨアヒム・マルセイユ、ギュンター・ラル等、多くの超エースを
輩出した機体でもあり、まさにドイツ空軍の根幹を成していた。
派生型も極めて多く、G5型に至っては1800馬力を出す
エンジンを装備していた。
九七戦が誉エンジンを搭載して、終戦間際に飛んでいるような
ものである。

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