Me323



1140馬力6発 285km/h
全幅55mに達する巨人機で「ギガント(巨人)」の愛称を持つ。
元々はMe321と言う無動力の滑空機=グライダーとして製造され
たが、特殊な改造機か双発機3機がかりでないと曳航できない為に
実用性に不安が持たれ動力化された。
これだけの巨体だけに積載能力などの性能は大変優秀であったが、
戦勢の悪さが本機の活躍を妨げた。
空を飛んでも地上に居ても、制空権を掌握した連合軍戦闘機の格好
の的となってしまうのである。
高翼配置の主翼は輸送機としては理想的な構造であるが、それ以上
の特徴として機首が観音開きの扉になっている事で、現在でも大型の
輸送機に採用されている構造である。 このお陰で軽戦車クラスなら
普通に運べてしまう。 機体構造の先進性だけは、連合軍輸送機群を
大きく引き離していた。

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