Do18
880馬力2発 260km/h
本機の前身にあたるDo15が、ドイツの航空禁止によって
フランスで生産されていた。 1930年代の新しい技術を
生かしてDo15の後継機とされた機体がDo18である。
特徴的なのは串型に前後配置されたディーゼルエンジンと、
機体側面下部に置かれたスポンソンと呼ばれるフロート。
大戦突入までには軍用型のD型とG型が生産された。
洋上哨戒や、英艦隊の動向調査などに従事していたが、
それゆえ英海軍機に初めて撃墜されたドイツ機となった。
開戦の頃にはさすがに旧式機の仲間入りをしかけていたが
民間仕様で8000km以上、軍用型でも3500kmに及ぶ
長い航続距離は非常に魅力的だった。
バトルオブブリテン時には海難救助機として、ドーバー海峡
で不時着水したりベイルアウトしたパイロットを救助した。
合計160機ほどが生産され、1942年迄第一線にあった。
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