Ar196
960馬力 310km/h
水上機を搭載するドイツ海軍の水上艦艇のほとんどに搭載
された機体で、ドイツ水上機の中では最も多く生産された
機体であり、593機のうち401機がアラド社で、残りが
フランスのSNCAやオランダのフォッカーで生産された。
機体の構成としては平凡な構造で、前部と主翼部が鋼管
金属張り、後部が鋼管羽布張り、突出した性能も無かったが
操縦性や安定性、視界などが良好で実用性が高かった。
沿岸地域にも多く配置され哨戒活動などにも従事した。
初期の機体A−1は軽武装だったが、A−2以降は主翼内に
20mm機銃を装備するようになった。
このクラスの機体としては破格の重武装である。
このおかげで軽艦艇等への攻撃力が上がり、哨戒機としての
能力を上昇させたのみならず、この時期にUボートの脅威と
なりつつあったイギリス沿岸警備隊の双発機や旧式単発機
などとも積極的に交戦する事ができるようになった。
主翼に小型の爆弾を搭載し出撃する事もあり、イギリスの
潜水艦を拿捕した事もあったと言う。
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