MC202



1175馬力 595km/h
救世主DB601系エンジンへの換装で性能向上を図った
この時期のイタリア機のご多分に漏れず、アエルマッキ社
でも当然採用されたDB601系を搭載した機体。
胴体後部はMC200をほぼ流用するも、コックピトから
前方は再設計され、流麗なラインに仕上がっている。
ラジエター位置や装着方法、胴体前半の低抵抗なライン
サイドインテイクに至るまでの前面シルエットが、同じ
DB601系を搭載した日本の3式戦にそっくりだ。
さすがにこの頃には、複葉も開放風防も鳴りを潜めている
時代で、北アフリカ戦線や地中海ではスピットファイアと
互角の勝負を繰り広げた。
しかし12.7mm2丁に7.7mm2丁では打撃力不足
になってしまい、連合軍の大型機相手に苦戦。
戦争全期間を通じての本機の損失は、ほとんどが爆撃
による地上撃破だったと言う。

ウォーバード見出しに戻る