MC205V



1475馬力 650km/h
さらに発展したDB605系の高馬力エンジンに換装した機体
で、イタリアの素晴らしき黄金パターンである。
エンジン出力がいかに戦闘機の性能を左右するのかをイタリア
機は見事に示してくれる。
機首は丸みお帯びたスピンナーに改修され、オイルクーラーが
大型化し分割装備された為に、かなり印象が変わっている。
後期生産型からは主翼に20mm機関砲も装備され火力不足も
いくらか解消。 最大速度と相まって一撃離脱戦に強い本格的
な重戦闘機がようやく誕生した。
難点は、登場時期が遅すぎ、また数が少なすぎた事だけ。
休戦後に分裂したイタリア軍のうち、ドイツに付いた側が
ドイツのテコ入れで生産を続行、連合軍相手に戦闘を続け
寡兵ながらも戦爆連合への必死の迎撃戦を展開した。

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