Z1007



1000馬力3発 450km/h
イタリアではSM79と並んで当時新鋭の爆撃機。
低馬力エンジンしか用意できない為に、やむおえず3発機と
しなければならなかった。 液怜エンジンだが環状ラジエター
配置の為に空冷機にも見える。 初期型は840馬力の低出力
エンジンを装備していたので、すぐに1000馬力装備のbis型
に生産が移行され、この型が生産の主力となっている。
後期型はさらに強力なエンジンに換装し500km/hを越える
高速を発揮したものの、極少数の生産に留まっている。
地中海、アフリカ方面で活躍しているが、戦争初期にはバトル
オブ・ブリテンにも参加している。
木製構造の為に被弾に弱いと指摘されたり、3発機ゆえ爆撃手
からの照準視界が悪かったりと、爆撃機としてはかなりなハンデ
とも思える構造的欠陥を抱えており、主力の生産機数も500機を
越える程度と少ないので、色々な場面で使われている割には
大きな戦果話を聞かない。
イタリア停戦後も枢軸派と連合軍側で戦い、残存していたわずかな
機体が終戦後にもイタリア空軍機として使用された。

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