九七式軽爆撃機



「ハ5」960馬力 423km/h
陸軍の複葉軽爆に代わる単葉軽爆の試作発注への三菱の回答が
本機である。 後に「海軍御用達」になる三菱も、この時点では
まだ、コンベンションに参加している事がわかる。
可変ピッチプロペラ、胴体内爆弾倉など当時としては斬新な機構を
取り入れた意欲作であったが、同時に開発された川崎の九八軽爆
の方が全般的に高性能だった。
ただ、胴体内の爆弾倉という機構は、前席と後席の間隔を大きくして
しまい、従来の機体に比べて連絡に不便をきたしたと言う。
しかし可動率の低い液冷の九八式に比べて、空冷の本機は可動率
が高く、日華事変に間に合わせる意味も含めて、九八軽爆に先駆け
て制式採用された。
その日華事変では陸軍の主力軽爆の一翼を担って活躍したが、その
後の第二次大戦初期迄の寿命で、旧式化に伴い順次リタイヤしていく。
本機に対する現在の評価は微妙で、運動性が鈍重だと言う、当時の
陸軍機としては非常にマズい評価から、特徴のない飛行特性が特徴だ
と言う、良くわからない評価まで様々である。

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