戦略爆撃機 1


攻撃力、破壊力

戦略爆撃機のその攻撃力は、大口径の機関砲でも無ければ
一撃必殺の魚雷でもない。 いってみれば、ほとんど狙う
でもなく、大量にバラ撒く爆弾である。
実際には高性能な照準機によって狙うものの、その命中率は
現在の誘導爆弾などとは比べるべくもない。
 
撒き散らされる大量の爆弾。 これだけの量の爆弾を搭載し、 2500kmを往復、
高高度10000mを時速500km で編隊飛行し、強力な攻撃力と防御力を備える。
当時としては、まさに異次元の機体である。

主武器、爆弾


搭載を待つ500ポンド(約225kg)爆弾の山。  米軍の代表的な破砕爆弾で、最も多用された。


左から2000、(人間推定150)、1000、500、300、250、100ポンド


日本の人家を焼き尽くしたE46集束焼夷弾の製造風景
内部に組まれている筒状の物体1つ1つがM69焼夷弾。
長さは50cm、直径8cmの六角形で、これらを38本
束ねてE46となり、B29に搭載される。


炎の滝のように流れ落ちるM69焼夷弾の光景。
日本家屋は着弾後わずか15秒で画像のようになってしまう。


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