F2Aバッファロー
1200馬力 517km/h
1935年の米海軍の新型主力艦上戦闘機の試作発注に対して、
ブリュスター社の提示した本機だけが、単葉機だったことが
好印象となり、多少の修正の後に制式採用された。
期待されたが、ビルマ方面では「隼」に、太平洋方面では「零戦」に
それぞれ手ひどい目に会わされ、そればかりか捕獲機になってテスト
までされている。
本機には胴体の下側にも窓が付いていおり、下方視界を得ようとしたが
実際はパイロットスーツや操縦桿などが邪魔で、ほとんど役に立たず。
結局、F4Fが主力になった為、本来の米海軍への納入機は非常に少数
に終わり、最終的には訓練機として運用され、次第に姿を消していく。
最期の檜舞台ミッドウェーでも、圧倒的優位から奇襲攻撃をしたにも
かかわらず、零戦の反撃の前に出撃20機全滅の惨敗を喫している。
但し、フィンランド空軍で使用された機体は、性能以上の活躍をして
極めて高い評価を得ている。
使われ方や対戦相手によって、機材の評価は全く違ってくるのだ。
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