F7Fタイガーキャット
2100馬力2発 687km/h
世界初の双発単座艦上戦闘機としてグラマン社が開発した機体。
合計4200馬の高出力、20mm機銃4丁と12.7mm機銃4丁
の圧倒的な火力。 戦法は当然ながら一撃離脱に徹する事になるで
あろうから、おそらく太刀打ち出来る日本軍機は皆無であったろう。
結局、当時の空母の大きさでは運用が困難と判断され陸上機として
運用されたが、実戦配備されたのは1945年8月14日、沖縄だった
ので、実戦記録は無い。
そのような状態なので、本機は戦後の方が多くの運用実績がある。
しかし、押し寄せるジェット化の波、レシプロ機としては高価な
生産コスト、レシプロ双発機ゆえの方向性の無さ、などの周辺環境は
本機にとっては非常に不運であった。
朝鮮戦争時には既に退役が進んでいっており、ほどなく姿は消えていく。
尚、画像の機体はAPSレーダーとレーダー手用後席を設けて複座と
した夜戦型。
ウォーバード見出しに戻る