SB2Uビンディケーター



835馬力 402km/h
戦前に配備された急降下爆撃機で、生産機数も少なくあまり有名ではない。
しかし米海軍初の単葉急降下爆撃機としては意味があるだろう。
その時期の開発だけに、胴体後部と主翼の一部が羽布張り式の設計に
なっているが、まずまずやむおえないと言った所だろう。
海軍発注の機体だが、海兵隊が主なユーザーとなって使用していたと言う。
コルセアと似ている。 さすがはヴォート社の飛行機である。
太平洋戦争でも実戦配置はされたが、唯一の戦歴があのミッドウェー海戦
だけであり、それも直援機なしに真っ先に突入したものだから、その結果は
悲惨な状態を呈した。 以後は第一線から退きリタイヤしていく。
九七艦攻よりも早くに出来た機体だから、この時期でのリタイヤは当然で
終戦まで九七艦攻を体当たりさせた日本軍とは雲泥の違いである。

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