P40ウォーホーク
1160馬力 550km/h
本機の強靱で量産がきく機体は、戦争全期間を通じて使用され続ける
大きな要因になった。 イギリス軍でも多用され、他に在中国義勇軍
フライングタイガースの装備機としても有名である。
供与を受けた国も多く、派生形式も非常に多彩で、合計13738機
が生産されている。
初期の米陸軍航空隊で枢軸軍戦闘機を相手に時間を稼いだ功績も
非常に大きい。
戦争初期、零戦の追随を、機体の強靱さがものを言う急降下で振り
切り、助かったパイロットは数多い。
P40の低空での性能はあなどり難いので、日本機はできるだけ
中高度戦に引き込む戦法を取ろうとした。
背面飛行に入るとエンジン排気に黒煙が混じったり、旋回の切り返し
に一拍の間が空くなどが空戦における特徴。
アリソンエンジンの実状と、大重量の影響がダイレクトに反映されて
いると言えよう。
第2次大戦中を通じて使用されたが、太平洋ではソロモン戦線での
出番を最後の華舞台として、徐々に姿を減じていく。
P40のシャークマウス塗装は、非常に良い味を出している。
ウォーバード見出しに戻る