B24 リベレーター



1200馬力4発 465km/h
地味な感じがするものの、その生産機数は18000機以上で、マスプロ大国
アメリカの中でも最高の生産機数である。
双垂直尾翼は計画していたよりは安定性不足で、米海軍が運用した哨戒機
仕様のPB4Yシリーズでは大きな1枚尾翼となっている。
太平洋戦線で実際に戦った日本軍搭乗員の印象では「B17よりは撃墜しや
すかった」らしいが、それは双垂直尾翼から来る安定性の不足が影響して
いるらしく、いくら叩いても水平を保ち飛ぶB17に対して、B24は姿勢が
崩れやすかったと言うことである。
ただし、戦闘状態に入れば、弾がどう飛び、どこに当たったかなどはわから
ない上に、一人で何機もの4発重爆を撃墜した人は数える程もいないので、
一概にB17の方が上とは決められない。
しかしB17より打たれ弱いのは確かだったようで、特に安定性不足は陸軍
内部からも指摘があったと言う。
本機の爆撃場面を映像で見たが、高射砲弾の直撃を受けた左主翼が折れ
るまで1秒足らず。 細長い主翼は被弾に弱い。
B17の足の届かないドイツ奥地の爆撃を一手に引き受けた為、当然ながら
直掩機も付けられず、相当な被害も出た。
日本軍搭乗員の報告曰く
   「飛行艇のような爆撃機。」らしいです。
しかし、ドラッ鼻がかわいい機体です。

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