PB2Y コロナード



1200馬力4発 359km/h
1937年に初飛行した4発の大型哨戒爆撃機飛行艇。
量産開始は1939年になったが、PBYを生産していた
コンソリデーテッド社らしく翼端収納型のフロートを装備
していたりする。 主翼のエンジン間に爆弾倉を装備して
おり、8丁の12.7mm機銃ともあいまって重武装だった。
もっとも、これまたコンソリ社らしくお得意の双垂直尾翼。
いつも方向安定性が不足する結果になるのに、本機にも
双垂直尾翼を採用している。 しかも、試作機では面積が
小さすぎた為に安定性が不足し、結局増積されている。
また主翼なども同社のB24と共通の部分があると言う。
3800kmの航続距離や5.4tの爆弾等裁量はさすが
だが、根本的にエンジンが低馬力だったので実戦では
あまり活躍できず、結局は哨戒や爆撃と違い輸送任務で
運用された程度に終わってしまった。
PBYより高性能だったが、終戦後すぐに一線任務から外
されてしまった。 やはり双垂直尾翼が・・・。

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