AT‐6テキサン
600馬力 338km/h
アメリカの代表的な練習機。 最初のカテゴライズはBC‐1で
あったが(Basic‐Combat)、1940年のカテゴライズの変更に
よってAT‐6(Advanced‐Trainer)へと変更された。
当時新進のノースアメリカン社の基礎を築いた機体と言えよう。
アメリカ軍だけではなく、イギリス軍にもハーヴァードの名前で
採用されている。
主翼前縁の軽い後退角が特徴的で、各国で生産された各機種
合わせると15000機を超える大ベストセラーとなっており、
米英のパイロットの大量養成に最も貢献した機体と言える。
戦後は日本をはじめ西側諸国に広く供与され運用された。
第2次大戦以降の戦争・紛争では実戦にも出撃しており、航空機
としてのポテンシャルの高さも証明されていよう。
多くの機体がいまだに可動状態で残っており、少々改造されて
零戦モドキや、九九艦爆モドキとなって、多くの映画に出演を
果たしている。
特に「タスキーギー・エアーメン」における本機の扱いはP51と
並び主役級扱いであり、タスキーギの人達の物語とあいまって
あまり有名でないものの、良い作品だったと思う。
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