Po I−15
775馬力 360km/h
複葉機としては善戦したが、やはりノモンハンでは九七戦の
敵としては非力であった感が否めない。
零戦が出てくると、もはや手も足もでないといった状況である。
しかし、以外に軽快な運動をするので、後方から全力で突っ込む
と射撃できるタイミングが短くなってしまうと言う。
一般にどこの国の軍でも重戦・軽戦の論争がにぎやかだった
時代だったが、ソ連空軍は両方の機種を開発していった。
その軽戦が本機で、複葉機としての完成度は珠玉である。
スペイン内乱や日中戦争で実戦に参加したが、やはりいずれも
低翼単葉の1000馬力級戦闘機に対して太刀打ちできなかった。
対日戦線では優速の日本機に対して運動性で対抗する形に
なったがかなわなかった。 3年半の後、優速の米軍機に
対して零戦は運動性で対抗できなかったのは皮肉である。
本機はI−152、I−152bis、I−153、と改良が続けられ
153では引込脚になっている。
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