Yak−1



1210馬力 590km/h
スタイルは典型的な液冷戦闘機で、美しいものである。
大戦前半はYak系戦闘機の全盛期であり、その基礎を作り上げ
たのが本機である。 操作が軽く行えるために、防空戦闘機隊
第586戦闘機隊の初装備機に選ばれた。 この部隊こそ、おそ
らく世界初の女性パイロットによる実働戦闘機部隊であろう。
初期はファストバック式のキャノピーであったが、すぐに涙滴型
風防に直されている。(涙滴よりちょっと平たい感じがするが・・・)
機体の主立った部分は金属製だが主翼などは木製であり、
Yak系戦闘機の金木混用の伝統の始まりでもある。
初期の量産機にはソ連の工業能力の低さが災いし、生産に
起因するトラブルが続出したが、当時にあってドイツ機に立ち
向かえる数少ない戦闘機だったので、否応なく重宝された。
本機も武装、エンジン、等が順次強化され、最終的には8000機を
越える大量生産機となり、ソ連空軍の主力の一翼を担っている。

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