La5
1850馬力 650km/h
LaGG3はソ連としての旧式機から新型機への橋渡し的な
存在として意味が深かった。 しかし、性能的には十分とは
言えなかった為に、より馬力の有る空冷エンジンへの換装
を含め、全面的なモディファイを施したのが本機であるが
細部の煮詰めが甘かった面もある。
液冷エンジンを空冷エンジンの換装すれば何となく軽量化
しそうな感じもあるのだが、実際はかなり大型のエンジン
への換装だった為に、かなりの重量増加と重量バランスの
変化をもたらせた。
しかしエンジン換装により、馬力性能と稼働率は大きく
上昇した。 特に直接燃料噴射式燃料系の威力は大きく、
ボッシュ製の直接燃料噴射装置を持つドイツのDB系列
エンジンを搭載するMe109の得意な急降下機動に付い
て行く事ができたと言う。
ところで写真の機体はいつ撮影されたのだろうか?
もの凄い数の撃墜マークが記されているが、外板はボコ
ボコで、タイヤは全部パンクしており、周囲は雑然として
いる。 とてもエースの搭乗機とは思えないのだが・・・。
どうでしょうか?
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