DB−3
950馬力2発 445km/h
1936年に進空した長距離双発爆撃機。
モスクワ−カナダ間の長距離飛行などを成功させ注目を
浴びた長距離性能を持つ。
ソ連の恫喝に近い対フィンランド外交と、自作自演っぽい
国境における発砲事件を機に起こった対フィンランド戦争
第一幕の冬戦争で実戦投入されSBと並んで都市部にも
爆撃を敢行した為に非難も浴びた。
しかし小国とあなどったフィンランド空軍の意外な強さと
ゲリラ的戦術の前に、予想外の痛手もこうむっている。
なにせ実質3ヶ月の戦争でソ連側には4万人もの戦死者
が出ているのだ。 DB−3だけが無傷ではすまない。
旧型固定脚のフォッカーD21が冬戦争での主な相手で
あったが数機の捕獲機まで出ており、これはフィンランド
空軍の所属機となってしまった。
第二次大戦が前半までは現役で爆撃任務に就いていた
が徐々に後継機のIl−4にその任務を譲っていき、以後
は輸送任務などに使用された。
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