乳児のかぜ
乳児、特に新生児は少々鼻水や軽いせきが出ても薬にたよらずに自然に
なおるのを待ちましょう。 熱が37.3度以上、元気なし、哺乳低下のときは
小児科医と相談しましょう。抗生物質などなるべく使用しないこと。元気で
乳幼児の硬い便
固い便でお困りのご相談は確かに多いようです。個人差がありますから 一概にはいえませんが緩下剤を一時的に使う方法があります。 しかし 子どもに長い間くすりを内服させるのはよくありません。 結局、繊維の多い食物をあたえることですが大人が食べるそのような 食品は子どもの口になかなか合いません。 最後の方法は親の小指にオリーブ油か浣腸のグリセリン液をたっぷり つけて肛門の奥まで排便のきばり出したときに突っ込むことです。 滑りを良くすることです。 これも便があまり大きいと簡単には出ないでしょう。 マルツエキスは乳児ならまだしも、幼児期には確かに量が多くなり使 いにくいでしょう。 いろいろの食品を食べるときには自然に解決するものです。
耳のすぐ前の皮膚に 小さなできものが生まれつきありときには その真ん中に孔が開いて中から透明な液や汚いうみが出てくる。 これは生れる前になくなるはずのトンネルのような管がそのまま で生れてくる先天性の耳ろう孔で、感染を繰り返すときや腫瘤があ まり目立つときは耳鼻科で手術しましょう。
片方の頭の骨がいびつ( 斜頚か、ねぐせか )
生まれつき片方の首の胸鎖乳突筋が硬くなるのは筋性斜頚ですが これは整形外科で治療しましょう。 ほっておくと頭の片方がいびつ になり背骨までまがります。 筋性でないものは習慣性斜頚でほっ ておいても自然になおり頭蓋骨はまだ柔らかいのでいびつなのは2 才頃目立たなくなります。
おむつに赤いものが付く
新生児,乳児でおむつの尿にピンク色またはオレンジ色のもの が混じって付いていることがあり血と思って慌てて持ってくる場 合がよくあります。 尿中の塩分で蓚酸塩,燐酸塩の結晶の集塊で 心配ありません。 もちろん赤い血とまぎらわしいときはおむつを もって行き医者に見せて血液かどうか検査してもらいましょう。
下痢が止まらない( 乳児の乳糖不耐症 )
「11ヶ月の乳児。 かぜを引いた後ずっと1日に5回か10回 水用便を するようになり、医者の指導で離乳食を減らしミルクとガランタ−ゼ でよくならない」と相談がありました。離乳食を始めてすぐなら離乳食 を止めることはありますが離乳期にすでに入っておられる赤ちゃんは 一旦下痢するとミルクがよくないのです。 乳糖不耐症と云います。 ミルクの成分である乳糖の消化が悪いのです。 思い切っておかゆを中心とした離乳食のみにすることです。 もしミルクを欲しがるなら下痢の際に使う代用のラクトレス(明治) ボンラクト(和光堂)を試してみて下さい。