文集13−15

1999年 、さあ、どうする?

二十世紀あと2年。
私はかねてから2000年までにひょっとするとひょっと
するかもしれないと思っていた。
しかし残るあと一年、そしてもう一年、新世紀を迎える。
六十代になるとあらゆる危険因子が時かまわずねらっている。
はたして今年もあらゆるストレスを避けて通れるだろうか?

さあ、1999年はがんばるのをやめて この二年を大切に
しよう。 ゆったりと楽しもう。 のんびり生きよう。
新世紀の日の出を見るために!
( 平成11年元旦 )

2000年、さあ、どうする?

  ミレニアムの初日の出を自宅の二階で拝んだ。   春日の山際
の雲に邪魔されしばらくは姿を見せなかったが少し昇ったところで
2000年の太陽が丸くくっきりと鮮明に浮かぶ。眩しかったが何か
不吉ないつもと違う太陽であった。 
  20世紀最後の年、さあどうする?
  2000年代は宇宙に向かうか、地球が破壊するか?
  土星と木星は今天空に輝いて天体望遠鏡の映像は美しい。
  地球はますます汚染、破壊が進む。
  私の心は星に星雲に向かいつつあるが果たして地球は大丈夫か?
                                               ( 平成12年1月11日)

夏の楽しみ


  夏はお盆休みに毎年必ず京都の古寺めぐり。なぜことさら暑い
京都に?と思われるだろうが我が家の恒例のイベントなのである。
  涼しい比叡山なら納得していただけるが街中のお寺巡りである。
  銀閣寺から哲学の道のお店をまわり南禅寺へぬけ、”瓢亭”で
京懐石。
  清水寺で市中を一望して東山の麓沿いに北へ石畳の坂道を八坂
神社へ向かい”美濃幸”で茶箱弁当。
  嵯峨野の化野念仏寺から嵐山へぬけて”錦”の桜宿膳”...
  あえて暑いところを汗だくで歩きそのあと涼しい京料理のお店
でひるを味わう。この時の満足感は格別である。これが我が家の
涼の趣向であり夏の、特にお盆休みの楽しみである。
  さて今年は?
                                           ( 平成12年8月1日 )

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