最近の感染症の比較


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最近の感染症の比較を述べます

令和6年(2024)になり、3種類の感染症が流行しています。
新型コロナ感染症、インフルエンザ感染症とアデノウイルス感染症です。
3種類の感染症ともに発熱、全身倦怠感、鼻汁、咳などの症状が出てきます。
よって、上記症状で受信された場合の鑑別診断が必要になります。
当然ですが、まず診察を行うわけですが、アデノウイルス感染症の目が赤くなる(球結膜充血)症状以外診察しても判断出来ないことがほとんどです。
さらに厄介なことに、アデノウイルス感染症でも最初のうちは球結膜の充血がみられない人がほとんどです。1週間くらい経ってから出てきたり、出ない方もあります。
発熱に関しては、インフルエンザ感染症は高熱が続くことが多い、最近の新型コロナ感染症は熱が出ても38度までのことが結構多く、熱が出たり出なかったりする、
アデノウイルス感染症はインフルエンザ感染症と同様に高熱が出ることが多いですが、弛張熱と言って熱が上がったり下がったりすることが多いですね。
鼻汁は3者とも出ますが、差がありません。
咳はインフルエンザ感染症で多いですが、他の2者とも出ている人もあり、また最近のインフルエンザ感染症は初期のA型からB型に移行してきており、
厄介なことに、B型は咳があまり目立ちません。よって、3者とも診断が難しい状態です。
どれも迅速検査キットがあるじゃないかと思われるでしょうが、検査キットが極端な品不足になっています。
アデノウイルスの迅速検査キットは3カ月前から全く入荷していません。インフルエンザ迅速検査キットも2ヶ月くらい前からほぼ入荷しない状態です。
ただ、一時不足していたインフルエンザと新型コロナの同時迅速検査キットが入荷していますので、この2者に関しては診断可能です。
新型コロナ迅速検査キットは数カ月前から一時的に入荷がありませんでしたが、最近はやっと入ってきます。

要はアデノウイルス感染症は臨床診断(診察だけでアデノウイルス感染症かな?)しかありません。
新型コロナとインフルエンザは迅速検査をすれば診断出来る状態です。

一方、薬剤では、錠剤の鎮咳剤(咳止め)が全く入荷せず、粉薬の鼻水止めと熱さましが全く入荷してません。