ヘルパンギーナ


-
-

-
-

-
-


-
-

-
-


-
-


-
-

ヘルパンギーナとは:乳幼児から小学校低学年児のあいだで春から秋にかけて流行する夏かぜの一種です。

突然の高熱(38-40度)が2-3日続き、喉や口の痛みを訴えます。小さい子ではよだれが多くなり、食べなくなり機嫌が悪くなります。のどの奥に小さな水ぶくれができ、まわりが真っ赤になります。痛いので食べなくなり、ひどい時は水分も取れなくなります。

原因は、コクサッキーA群、コクサッキーB群、エコーなどのビールスにより、ほとんど同じヘルパンギーナが発病します。ウイルス感染ですから、一度罹るとそのウイルスに対する抗体が体の中にできますから、同じウイルスによるヘルパンギーナが発病することはありませんが、別のウイルスで同様の症状がでますから、ヘルパンギーナは何度か罹ることがあります。

*治療*

対症療法として、熱やのどの痛みをおさえる薬を与えます。この病気に効く特効薬はありません。

*家庭で気をつけること*

口の中が痛い時は、かまずに飲み込めるものを与えてください。プリン、アイスクリーム、さましたおじや、豆腐などが良いでしょう。果物、ジュース、ケチャップを使った料理は避けましょう。水分では、牛乳、麦茶、味噌汁などが良いでしょう。お風呂は熱が無ければ入ってもかまいません。

*保育園、幼稚園、学校*

熱がある時や食べなくて機嫌が悪い時は休ませましょう。熱が無く、機嫌が良ければ通園可能です。ただし、かかってから1週間くらいは、プールや水遊びは感染させやすいので控えてください。

*予防接種*

かかってから1-2週間たってから接種して下さい。