インフルエンザ(流行性感冒)


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*インフルエンザとは*

インフルエンザウイルスにはA型、B型、C型の3種類があります。その年により流行する型は異なりますが、 主にA香港型(H3N2)、A2009パンデミック型(H1N1)、B型の単独か、混合で流行があります。

症状はどの型でもほとんど同じです。当然新型もそうです。普通の風邪と混同されることがありますが、風邪とはまったく別の、 風邪よりはるかに恐い病気です。5才以下では脳炎や脳症を引き起こすことがあり、老人では高率に肺炎を併発し死亡する事が多く、 心疾患や喘息などの呼吸器疾患がある人も重症化しやすく、早急な対応が必要です。

急激に悪寒と全身倦怠感で発症し、39℃以上の高熱が3−5(−7)日続きます。頭痛、手足の筋肉痛、腰痛、 のどの痛みを伴うことが多く、続いて鼻汁、咳がでてきます。嘔吐や下痢は少ないです。

感染力が強く、またたくまに学級や家庭に蔓延します.ウイルスの型が変わることがあり、毎年罹ることもあります。

予防はワクチンしかありません。ワクチンの効果は接種後2週間くらいしないとでてきませんので、 11月初旬あたりまでに接種されることをお勧めします。
予防接種をしている人は、感染はしますが重篤化は防げますので、 集団生活をしている子や、老人や喘息を持っている方は予防接種をお勧めします。妊娠している方も必要です。
このワクチンはインフルエンザに一度も感染した事の無い方には抗体を作る効果がありません。
よって、乳幼児は接種の効果が無いことになります。

飛沫核感染で、咳やくしゃみで、経口か経鼻でうつります。外出したら、帰宅後すぐに手を洗う、(出きれば顔も)、 うがいをする習慣をつけましょう。

潜伏期間(病気がうつってから症状が出るまで)は、1−3日間です。家中みんなが罹ることが多く、 普段風邪をひいていない成人でも高熱が出ます。

*診断は*

一般的な診察と周囲の状況で判断することもありますが、最近は咽頭粘液や鼻水を用いた検査で、5分程度で迅速診断が出来ます。 ただし、熱が出だして半日以上経たないと迅速検査が陰性にでることがあります。早期に病院を受診して、迅速検査で陰性にでた方でその後 高熱がでてきた方は再度検査をお勧めします。

*治療は*

インフルエンザに罹ったら、出きるだけ早く医者に診てもっらって下さい。熱などの症状が 早く軽快する抗ウイルス剤(タミフル、リレンザ、イナビル)を使用したり(熱がでだして2日以内に薬を飲むと症状が軽くなります) 、対症療法で、咳や鼻水を止める薬を使います。市販の総合感冒薬はインフルエンザには効きません。

解熱剤について:高熱が出ますが、頭痛や筋肉痛で寝られない、食欲が極端に落ちた、子供の機嫌が悪く、 元気がない、熱が40度以上に上昇しそうな時は解熱剤を使用しましょう。解熱剤としては アセトアミノフェン(アルピニー、カロナール、アンヒバなど)以外は使用しないでください。 脳炎や脳症が発症する率が高くなる報告があります。使用禁止の解熱剤:アスピリン。 使用しない方がよい解熱剤:ジクロフェナックナトリュウム(ボルタレンなど)、メフェナム酸(ポンタールなど)、ロキソプロフェン(ロキソニンなど)

肺炎などを併発することが多いので、抗生剤も予防的に使う事がよくあります。

老人や心疾患や呼吸器疾患がある人は、インフルエンザが疑わしい場合は、医者に診せた方がよいでしょう。

*家で気をつけること*

休む:無理に寝ていなくてもよいですが、家でごろりとしているのが一番の薬です。

食事:食欲が無いのはあたりまえです。好きなものを食べさせて、水分を十分に摂るようにして下さい。

入浴:風邪にお風呂は禁物という考える必要はありません。熱が下がっている時に、疲れない程度にさっとお風呂に入ってもよいです。

家中にうつさないために:患者の隔離が1番です。飛沫核感染しますから、患者はマスクを出来るだけしていた方が、 ウイルスが周囲に飛び散らないでよいと思います。ウイルスは湿度に弱いので、 加湿器があればつけておきましょう。うがいを患者もふくめて全員すると予防になります。

*いつから学校に行けるか*

熱が下がって2日後くらいには行けます。もう一度診察を受けて下さい。 (ウイルスは、発病後3−5日間ぐらいで消えます)