手足口病(てあしくちびょう)


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なつ風邪の代表的な病気です。乳幼児が主ですが、学童や成人にもあります。

*症状は*

手、足、膝、お尻に白色の不透明な水ぶくれを伴った発疹が出来ます。この発疹は痛かゆい事があります。口の中、のど、舌、 頬の内側には、痛みを伴う周りが赤いぶつぶつが出来ます。そのためよだれが多くなり、食べなくなることがあります。38度程度の熱が1−2割の人に出ます。 手足口病を発症するウイルスの内、エンテロ71による手足口病の場合に脳炎が合併する事がある事が判っていますが、非常にまれです。 発疹と口の痛みは4−5日でよくなります。

38度以上の発熱が3日以上続く場合や頭痛や嘔吐が強い場合は髄膜炎の可能性がありますから、早めに受診して下さい。

*潜伏期間(うつってから発病するまでの期間)*

2−5日です。コクサッキーA16,4,5,6,8,9,10,コクサッキーB,エンテロ71、エコーといったビールスにかかると手足口病が発病します。ビールスの種類が多いので1回罹ってもも2回、3回と罹ることが多いです。

*治療は*

この病気は、上記のビールスによるものなので特効薬のようなものはありません。痛みが強く日常生活に支障がある場合には、痛みをとる薬を飲ませます。口の中の痛みが強いことが多いのですが、あまり良い塗り薬はありません。手足の発疹に薬はいりません。

*食事は*

果物、果汁、ケチャップや刺激物をさけ、プリン、アイスクリーム、さましたおじや、豆腐、ポタージュ、牛乳等がよいようです。 

*いつから学校へ行けるか*

登校停止の病気ではありませんが、熱があったり、口の中の痛みが強く食べ無い時は、休ませましょう。幼稚園や学校へ通学が出来ても、便や唾液からビールスは排泄されますので、プールは1-2週間禁止です。

*予防接種はいつから*

治ってから1-2週間以上あけてからです