予防接種のお話

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予防接種料金表

無料で受けられる予防接種

有料で受けることが出来る予防接種


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令和5年4月より奈良市に住民票のある1歳以上2歳未満の子供さんのみ奈良市より3000円の補助が出ることになりました。
おたふくかぜワクチンの初回接種のみが対象です。また、おたふくかぜに罹った子は当然ですが対象外です。
詳しくは電話でお問い合わせください。

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予防接種料金表

以下の料金表には消費税が含まれております。

  自費(1回につき) 住民票が奈良市の適応年令の方
4種混合(DPT) 11940円 無料(3か月以上7才半未満)
2種混合(DT) 3100円 無料(小学校6年生から13才未満)
麻疹 5500円 無料
風疹 5500円 無料
麻疹風疹混合 8700円 無料(1才児と小学校入学前児)
日本脳炎 5500円 無料(3才以上7才半未満) 9歳以上の方には特例措置があります
水痘 7600円 無料(1才児と2才児)
流行性耳下腺炎 5500円 1歳以上2歳未満3000円補助あり
A型肝炎 6000円 ありません
B型肝炎 5400円(10才以上),7500円(10才未満) 無料(平成28年4月以降の生まれた子で1才未満)
インフルエンザ 3700円(中学生以上の方)(税込み)
3300円(小学生以下の方,1回当たり税込み)(2回接種が必要です)
1700円(70歳以上で奈良市在住の方)
不活化ポリオ 7200円 無料(奈良市在住の3か月以上7歳半未満の子)
BCG 8700円 無料(3か月以上1歳未満)
Hib(ヒブ)ワクチン 8870円 無料(2か月以上5歳未満の子)
小児肺炎球菌ワクチン 12240円 無料 (2か月以上5歳未満の子)
子宮頚がんワクチン ありません 無料(中学1年から高校1年生の女子)
ロタウイルスワクチン 15540円(2回接種)、10510円(3回接種) 無料(令和2年8月生まれから)

以下に各種予防接種の解説があります。


無料で受けられる予防接種

●BCG●

個別接種で生後3ヶ月から1才未満までしか受けれませんのでご注意ください。

平成17年度よりツベルクリン反応を行わずに直接BCG接種を行うように接種方法が変更されました。
このためにBCG接種後10日以内(特に3日後)に、接種部位が赤く腫れたり、膿むことがあります。
これをコッホ現象といい、結核に罹っている可能性がありますので、このような症状がみられた場合は、早急にかかりつけの医療機関に受診しましょう。
これとよく似た症状が接種後1‐2ヶ月してみられることがありますが、これは結核罹患とは違います。
マキロンなどで消毒するぐらいで、特に処置は不要です。

上記の予防接種に関する詳しい説明は、 奈良市からの『予防接種と子どもの健康』に載っていますので、予防接種を受ける前に、 必ず読んでおいてください。

●不活化ポリオ●

3ヶ月から接種することが出来ます。奈良市の場合は、個別接種です。 市から通知がきますから、指示にしたがって、受けてください。市民便りでも広報されます。

3種混合ワクチンと同じく4回の接種が必要です。

●四種混合【DPT―IP】●

3ヶ月から接種することが出来ます。奈良市の場合は、個別接種で、市から通知がきます。 一年中受けることが出来ます。

3から8週の間隔で初回は3回接種を行いますが、風邪などの病気の為に 予定通り受けられない事はよくあります。 8週以上接種間隔が開いてしまってもかまいませんから、きっちり3回接種して下さい。 初回接種の追加は初回接種の3回目が終了した日から1年以上1年半まで接種する事になっていますが、 つい忘れてしまう事がよくあります。 この場合も、思い出したらすぐ接種しましょう。期間が過ぎても問題ありません。

接種部位が当日か翌日に赤く腫れることがありますが、冷やしていただくか、 ほおっておいても2‐3日で軽くなってきます。最近のワクチンは熱が出ることはまれです。

●MR(麻疹及び風疹混合ワクチン)●

1歳から2歳まで(第1期)と5歳以上で小学校就学の1年前から小学校就学前まで(第2期)の2回接種となっています。 奈良市から通知が来ますから早めに接種することをお勧めします。

●日本脳炎●

奈良市では、通年接種です。
平成22年4月まで5年間接種が延期状態でしたので、平成22年10月より特例措置による未接種者への救済接種が行われています。
旧日本脳炎ワクチンが重篤な副反応としてADEM(急性散在性脳脊髄炎)をおこす可能性があるとされていましたが、 積極定期な勧奨が中止され、実質的に中止状態であった5年間とそれ以前の接種が勧奨されていた時期とを比較しますと、 ADEMの発生数に変わりが無かった事が判明しました。これは日本脳炎ワクチンとADEMとの間に因果関係が無いということの証明になります。

●水痘●

1歳から接種することが出来ます。接種すると、水痘に罹らないか、罹っても軽くすみます。 抗体の獲得は麻疹や風疹よりやや低いですが、水痘が発症しても水疱はあまりできず、発疹程度で軽症ですみます。 副作用はまずありません。

●B型肝炎●

平成28年10月より平成28年4月生まれの方から公費負担による接種が始まりました。
以前は母子感染がほとんどと考えられていましたが、それ以外にもB型肝炎ウイルスキャリアの方の汗、唾液、精液などからも感染が確認されています。
日本小児科学会の予防接種スケジュールではこのワクチンも乳児期早期よりの接種を推奨しています。
これはアメリカなどでは、現在日本であるB型肝炎ウイルスと異なる型のウイルスが性交渉で若者の間で増加していることによるものです。

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上記の7種類の予防接種に関する詳しい説明は、 奈良市からの『予防接種と子どもの健康』に載っていますので、予防接種を受ける前に、 必ず読んでおいてください。7歳6ヶ月未満に接種しないと、有料になりますから、お早めに接種して下さい。(BCG接種は生後3ヶ月から生後6ヶ月未満しかうけれません)

7歳6ヶ月を過ぎて上記6種類のワクチン接種を希望される場合(BCG接種は生後6ヶ月以上、その他の予防接種は7歳6ヶ月を過ぎると市からの援助がありません)は、 自己負担になりますが、各医療機関でうけることが出来ますますから、電話で相談して下さい。


有料で受けることが出来る予防接種

接種を希望される場合は前日までに必ず電話で予約して下さい
矢追医院の電話番号:0742-22-2225

●流行性耳下腺炎●

1歳から接種することが出来ます。 抗体の獲得はよいといわれていますが、発病を阻止するほどの量に達しないことがあり、 接種しても3割くらいの人が流行性耳下腺炎に罹り、症状も軽くなっていない印象があります。 2‐3週間後に耳の下が腫れて痛がることがまれにありますが、他人にうつすことはありません。 非常にまれですが、吐いたり頭が痛くなり髄膜炎様の症状が出ることもあります。 (矢追医院では税込5400円です。)

●A型肝炎●

アジア地区(日本を除く)に長期滞在する場合は、受けておいた方が良いでしょう。飲料水、サラダ類、貝類などでうつります。
但し、よく熱を通すか、煮沸すれば大丈夫です。
(矢追医院では税込5900円です。)

●インフルエンザ●

予防注射をしてから最短でも2週間位しないと効果がでてきません。 また、接種後5ヶ月以降は抗体価が落ちてきますが、10月に接種しても翌年3月までは十分抗体は維持できます。

12歳以下の子供は2回接種が必要ですので、10−11月に初回接種を受けてください。

13歳以上の人は1回接種です(日本での老人を対象とした1回接種と2回接種の抗体価の比較では有意差がありません。)。

毎年、厚生省が流行株を予測して昨年と異なるインフルエンザ株でワクチンが作られ、 接種後の抗体価が1年後には下がっていますので、毎年受けないと、効果がありません。

卵を食べてアレルギー症状が強くでる子は受けられません。(インフルエンザワクチンの製造過程で鶏卵が使用されています。)

副作用は重大なものはほとんど無く、接種部位の発赤腫脹が接種後1日してから出ることがあるくらいです。

費用は65歳以上の高齢者は税込1700円、中学生以上65歳までの方は税込3700円、小学生以下の方は1回3300円(2回接種が必要)です。

●麻疹(はしか)●

1歳から接種することが出来ます。ただし、麻疹既往者は接種することができません。

接種後7日前後に38度前後の熱が1日程度出ることが1‐2割あります。2日以上熱が出る場合は他の病気も考えられますので医者にみせてください。

●風疹●

1歳から接種することが出来ます。ただし、風疹既往者は接種することができません。
奈良市の場合は、MRワクチン接種券で、第1期及び第2期ともに麻疹既往者に限り、受けることが出来ます。

 

 

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