大和郡山市医師会広報指定席
開院11ケ月目
文彦先生



     平成21年7月1日に地元である矢田山町で開院させていただき11ケ月目に入りました。開院前から医師会・地域病院・大学の先生方、地元の皆様方には公私共に支えていただきました。心から感謝いたしますとともに、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。  

私にとって勿論、開業は初めての経験ですので色々な問題がありました。まず、開院1週間前に脱出型腰椎椎間板ヘルニアを経験しました。痛みで歩けない、寝れない、夜中は下肢を引きずりウロウロしながら朝を迎えて・・・思い切って手術をお願いするか、最悪は開院日の延期まで考えました。内服、座薬、点滴でも奏功しませんでしたが、幸い2回の硬膜外注射が著効しコルセットを付けて何とか間に合いました。約2〜3週間で全く神経痛は消失し、軽いシビレ(今は殆ど消失)が残存する程度となりました。坐骨神経痛の恐ろしさを身をもって経験しました。同様の患者さんが来院されますと自分を思い出して問診を取り、その方の気持ちになってアドバイスが出来るという意味では良い勉強をさせてもらいました。    

その反面、先月保険に加入しようと思いコンサルトしたところ『1年以内にヘルニアになられたので特約には加入していただけません。』とのこと・・・。病気にならないよう、取りあえず気合いだけは入れております。  

開院して間もない頃は来院していただく皆様が新患さんですので長い時間お待たせしました。毎日2、3名の患者さんが怒って帰られました。愛想でも『仕方ないですね。』と言って下さる患者さんが神様に見えました。そこで、既に開業されている先生方に助言(対策)をいただきました。1.TVをつける2.雑誌を買う3.順番を告げる・・・などありましたが、最も有効と思われたのはご近所さんや、緊急を要しない方には『順番がくればお電話さしあげます』と、一旦お帰りいただくことでした。  

このように日々修正を加えながらスタッフと一丸となって地域医療に取り組んでおります。しかし、まだまだ改善すべき点が多く、皆様方にはご迷惑をおかけすることが多いと存じます。どうぞ今後とも御指導、御鞭撻を賜ります様、宜しくお願い申し上げます。


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