少し古い話になりますが、平成10年4月に、田北病院は現在の立派な建物に生まれ変わりました。当時の整形外科のスタッフは、常勤は院長先生を含めて4人、パート医師はなしという状態でした。病院の新築の後は、外来患者さんの数も手術件数もどんどん増加してゆきました。平成12年7月に現在の整形外科部長の川西先生が着任してくれるまでの約2年余りの期間は、切断指などの手の救急外傷に対応していただけるのは院長先生お一人という状態でした。
さらに日本病院機能評価機構の認定をうけるための事務作業も多忙を極めました。当時の整形外科部長の私の力不足のために、他科の先生や看護婦さんや事務職員の方々に多くの迷惑をかけたことと思います。川西先生が着任してからは切断指などの受け入れ体制も万全となりましたし、現在は常勤医師数も5人、週に2回はパート医師も来てくれる状態となっております。院長先生のご指導と川西部長の統率力のおかげで田北病院整形外科は本当に完璧な体制になりました。手術件数も奈良県下の奈良医大の関連病院の民間病院では2番目の多さに増加しております。外来診察も現在は初診担当と予約担当の2診体制になりましたので、以前のような数時間待ちという状況はかなり改善させていただきました。
私個人の力量はまだまだ微々たるものですが、せめて私の専門分野とさせていただいております「膝関節疾患」、「スポーツ外傷」などにつきましては、少しでもお役に立てますように頑張ってまいりますので、今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。