大和郡山市医師会広報指定席
この2か月に3件のテレビ取材を受けた体験談を書いてみました
松本拓也先生



関西テレビ「スーパーニュースアンカー」(3月14日放送)

ある日突然、関西テレビから「まつげ美容で目に傷害を起こした方が訴訟をおこしたので、専門医としての意見を聞きたい」との取材申し込みがありました。取材前にメールで質問内容が送られており、当日に正確に伝えようと返答内容を文章にまとめている時、テレビ局の方が約束時間よりも30分も早く来院されました。「お待たせしてはいけないと思い早い目に来ました」と笑顔で言われるものの、まだ返事がまとまっていないと言う前に、すでに診察室にカメラと照明が入り、ピンマイクをつけられ取材開始。緊張してセリフをかむとNGと判断されまた同じ質問が。1時間半の取材時間で放送されたのはたった1分。

朝日放送「キャスト」(4月9日放送)

関西テレビから取材があった日、過去に読売、毎日、NHKと取材を受けたことがあったので、スタッフに「あとは朝日でグランドスラムやな」と冗談で言っていたところ、その夕方、「先生、電話です。グランドスラムです」ということで朝日放送からも同じ取材申し込みがありました。テーマは同じで「関西テレビの取材のあとに続けてしますか?」と提案すると、「1週間ずらしましょう」とのこと。その間、より良い内容になるようデータを集め取材当日を迎えるが、取材時間3時間もかかり疲労で後半笑顔作れず。

後日の夕方、朝日放送から電話があり、「訴えられていた経営者が今日逮捕された。今日の6時のニュースでこの前のビデオを使います」とのこと。オンエアまであと2時間。診察中にもかかわらず、急きょ自宅の家内に録画依頼、親せきや友人には「3時間も取材があったからきっと長く出るよ。見てね」と電話連絡。帰宅後ビデオを見て愕然、出演はたった10秒。

毎日放送「ちちんぷいぷい」(4月30日放送)。

毎日の担当者に「この前朝日は3時間取材があって使われたのは10秒だったんですよ」と嘆く。「報道番組では急いで編集するのでよくあることです。うちは情報番組なので大丈夫です」と約束をして取材を受ける。1時間半の取材時間で、その甲斐あって出演は一番長く2分半。

 


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