大和郡山市医師会広報指定席
チーム・バチスタの栄光と私
関谷勝行先生



     約10年前、介護保険が導入された時、これは、本来医療と介護は一体であるべきなのに、医療と介護の二本立てとなり、両者の連携も恐らく難しく、費用と手間が二重となる部分もあり、厚生省の考えた机上の空論を、とうとう実行するのだと思った。 当時、市医副会長をしており、当時の会長より、介護保険担当を命じられ、少しでも、連携及び無駄を省くための役に立つならと云う事で市介護認定審査会の会長を拝命した。  

さて、すごい題になってしまったが、私の予想が当たったようである。 上記「チーム・バチスタの栄光」の著者(海堂 尊氏は“医師、作家”)が近年経営破たんした、夕張市立総合病院をモデルに「極北クレイマー」を週刊朝日に連載し、これを読ませていただいた。地域医療が壊れる話で、地方の病院を回ったが(医師でもあるので)そのいろんな病院のダメダメを一ヶ所に寄せ集めて、ありえないみたいな話にしたというが、2009.5.8の当の破綻し診療所となった、センター長、村上智彦氏との対談ではリアルである。すっとんきょうにしたのが、本当にリアルになってしまったと・・・・。  

文献を引用させて頂きます。  

高齢化がすすんだら、医療と介護が必要に決まってるじゃないですか。でうちは診療所と老健施設をくっつけてるんです。国は分けようとしているんですが同じ建物にミックスしちゃって、同じ職員が行き来すればいいんですよ。  

介護と医療を融合させれば、無駄がへるし、有効に人材を活用できる。国の方策が間違っていたんです。医療や保健、福祉にお金をかけると国が滅びる(小泉元首相が原点と思っている)とまだ信じているんでしょうね。  

さて、私の持論に戻るが、やっと一部の国会議員も理解してくれてきたようである。医療、保健、福祉は大きな雇用産業で、これを充実させると国のGDP等も上がることになる。   


引用文献:「極北クレイマー」は地方医療の「リアル」です
2009.5.8   週刊朝日  海堂 尊、村上 智彦

  


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