大和郡山市医師会広報指定席
山登り
竹下修治先生



    子供の頃より、苦手なものは、マラソンと山登りであった。10年前に同僚にさそわれ西穂高に登ることになった。最初はとんでもないと断わったが、小生のペースで登るとのことで山行きを決心した。案の定、上高地から登りはじめたが、肉体的にも、精神的にもすぐにばててしまい、一人でもどると思ったが、同伴者の励ましを受け、なんとか西穂高の独標まで登った。

これがきっかけになり中高年の山登りにはまってしまった。名の知れた山では、槍ヶ岳、奥穂高、剣岳、白山、仙丈が岳、御嶽山、木曾駒が岳、大山、石鎚山、剣山等および近畿の山々に登った。百名山は30位しか登っていないが、なかなか登る機会がない。5年前から右の股関節に痛みがあり、また近視に老眼が加わり足元まで距離感がつかめず、通常のコースタイムの1.5倍かかるようになった。

昨年屋久島の宮ノ浦、今年知床半島の斜里岳に登ったが、悪天候と時間の関係で9合目で登頂を断念した。山小屋があれば問題なかったのだが、非常に残念な思いをした。 最近美杉村の修験業の山に登ったが、簡単に登れると思って10時30分頃から登り始め急登を繰り返し、午後1時30分ころ頂上についた。見晴らしがよく、紅葉も始まり非常に気持ちのよい山であり、高見山、局が岳もはるかに展望できた。ゆっくりしたかったが、暗くなる前下山しようと、あまり休憩する間もなく、歩くはじめた。

最近は運動不足で体力も低下しているためか、下りで3〜4回バランスを失ったが、想定していたために、大事には至らなかった。途中で足にこむらがえりがおこり、非常に痛い思いをした。これは山登りを始めてから4〜5時間歩いていると必ず起こる持病ではあるが、なんとか暗くなる前下山することができた。

これからも体力に合わせて、怪我をしないように山登りを続けていきたいが、残念なことに登られる山が限られることである。ただ救いは7月に御嶽山に登ったとき、高齢の御夫婦が80才の記念に元気に登頂されていたことである。 まだまだ山にいけると気を強くした次第である。  


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