水平社博物館-フィールドワーク解説D


○ 神武天皇社
 祭神は神倭伊波礼毘古命(カムヤマトイワレヒコノミコト)すなわち、神武天皇です。
「1833年(天保4)9月正遷宮」の棟札が遺されていますが、これは建てかえられた ときのものでしょう。神武天皇社は極めて古く、古代から同地に鎮座しており、同時期か ら同名の神社がもうひとつ洞村の近くにも存在していました。
 神武天皇が登幸したとされる「ホホマノオカ」を社殿背後に控える※間丘に当てて神武 天皇をこの神社に鎮祭したと言われています。また、この※間丘はかつて「望国山」(くに みやま)とも称されました。境内社に火産霊社・厳島社・ホングワラ社と神宮寺の王城院・ 地蔵堂があります。
※(口へんに兼)