- 自分でトイレに行く
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- 排泄はできるだけ自分でするのが自立の基本です。
お年寄りにとっては自分でトイレに行けるということは大きな心の励みとなります。自分でやろうとする意欲は、病気を回復させたり、ボケを防止したりします。又一連の動作を行うことはリハビリにもなります。
介助のポイント
- 排泄のパターンを調べ早めにトイレに行く（便意があったらすぐ排便する）。大腸の機能は訓練によって習慣づけられるものであるから、それぞれの時間上都合の良い時に排便がある様に努力すると良い。
- トイレに連れていくのを面倒がったりせかしたりしない
- 着脱しやすい衣服の工夫をする
トイレの工夫
- お年寄りの部屋からトイレを近くにする
- トイレまで手すりをつける
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トイレの中や通路は明るくする |
- トイレの中で万一の時があっても外から開けられるように、外開き又はアコーディオンカーテンにするとよい
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- 便座カバーをつけるかホカホカ便座にする
- 和式より様式の方が安全。段差のある和式トイレに洋式トイレを付け替える（簡単で工事は不要）
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- 段差をなくす
- 足が取られたり滑りやすい床マットは避ける。スリッパを履かなくてもいいように工夫する
- ベルや鈴を利用し、排泄が終わったら知らせる
- トイレの中が寒い時は、暖房器具を使用する
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自分でできる場合
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- トイレに入ったら片手で手すりに掴まるか、壁にもたれるかして身体を支えて下着を下ろす。
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- 片手で手すりに掴まり、両足を広げて前かがみになりゆっくりと腰を下ろす。
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- 用がすんだらやりやすい様に（横に軽く向くか中腰になる）して前から後ろへ拭く。
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- 立つ時は前の方にお尻を少しずらして両足に重心をかけ、手すりに掴まって立ち上がる。
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トイレでの介助が必要な場合
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- 手すりに掴まり、後ろから下着を下ろす。
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- 片足をお年寄りの膝の間に差し込んで両手で腰を支え、座らせる。
またお年寄りは両手でしっかり介護者の肩に手をかける。
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- 用が済んだら手すりに掴まり、腰を少し浮かすか、ずらして介護者が拭く。
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- 片足をお年寄りの膝の間に差し込んで両手で腰を支え、立ち上がる。
またお年寄りは両手でしっかり介護者の肩に手をかける。
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*イラストは西原修造著「家庭介護のすべて」日本医療企画出版、
日本放送協会編「おとしよりの在宅ケア」日本放送出版協会発行より引用
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