
- ポータブルトイレへの移動

|
- 上体が起こせればポータブルトイレが使用できます。
用便が近くてトイレに間に合わない場合や、お年寄りが疲れている場合、歩いてトイレに行けない場合、介護者が疲れたときなど、ベットの側に置いて使うと便利です。
また、お年寄りがベットの側にポータブルトイレを置くのを嫌がる時は部屋の隅や、置きよい所を考えます。

自分でできる場合
 |
- ベットに座って便器のふたを開ける。座ったままか、立ち上がってから(自分のやりやすい方で)下着を下ろす。
|

 |
- 3. ベット柵やベットの縁、トイレなどの縁に手をかけて身体を支え、一度立つか、腰を上げてお尻をトイレの方に向けてゆっくりと座る。
|
 |
- 用が済んだらお尻を少しずらして拭く。
立つ時は前にお尻を少しずらしてからベット柵等を持ち、両足に重心をかけて立つ。
|
介助が必要な場合
 |
- 片足をお年寄りの膝の間に差し込んで両手で腰を支えて立ち上がらせる。
|
 |
- お年寄りをしっかり介護者に寄り掛からせ、下着を下ろす。
ベットの所で下着をずらしておくのも良い
トイレの方向へお尻を向け、下着を下ろして座らせる
|
 |
- お年寄りの足を便器に近づけ、ゆっくり便器の中央に座らせる
|
 |
- 用が終わったらお尻を前にずらし、片方の手で支えながらもう片方の手で拭く。
|
 |
- 立ち上がらせて下着を上げ、ベットに腰掛けさせる。
|
*イラストは西原修造著「家庭介護のすべて」日本医療企画出版、
日本放送協会編「おとしよりの在宅ケア」日本放送出版協会発行より引用
表紙に戻る/先頭に戻る